国債乱発派のMMT解説

ランダル・レイ教授の『MMT入門』をベースにMMTを解説します。ついでに自分の思うところなんかも伝えられたらと思います。ツイッターはこちらhttps://mobile.twitter.com/xbtomoki

10-13."良い"財政政策とは(1)

我々には社会的なメタファー、すなわち私益最大化の論理に代わる「公益」が必要である。我々は、政府が果たす積極的な役割、および政府による我々の役に立つような貨幣の利用に焦点を当てなければならない。

MMT現代貨幣理論入門』kindle版 521/553pp

 

当ブログは、こちらの複式簿記を説明した記事を読んでいただいている前提で書いています。未読の方は是非ご一読ください。 

xbtomoki.hatenablog.com

 

当ブログの中で「B払い」という用語を使うことがあります。これは私の造語なので、ググってもd払いが出てくるだけです。ただ、使わせてもらわないと不便極まりないので、普通に使います。

こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

xbtomoki.hatenablog.com

 

目次 

 

本日のお題

( ゚д゚)<前回のあらすじ〜。

(´・ω・ `)<政府はどんな財政政策をするべきかっていう話をします。

( ゚д゚)<はいお願いします。

(´・ω・ `)<と、その前に別の話をします。

( ゚д゚)<えええ。

(´・ω・ `)<うるさい。別の話をします。

( ゚д゚)<うそでしょ。

(´・ω・ `)<ペラペラペラペラペラペラ。

( ゚д゚)<シンジラレナーイ。

(´・ω・ `)<終わりました。本日ここまで。

( ゚д゚)<えええ、財政政策の話は?

(´・ω・ `)<ペラペラしゃべってもう疲れた。島倉千代子。本日ここまで。続きはまた次回。

(´・ω・ `)<ちょいちょい。

( ゚д゚)<なんじゃい。

(´・ω・ `)<肝心なとこが全部ペラペラペラペラになっとるがな。

( ゚д゚)<うるせえ。島倉千代子とか言ってふざけとったバチじゃ。それより政府はどんな財政政策をやったらええかって話、はよ。

(´・ω・ `)<ういー。

ということで、今回のお題はこちらです。

【政府はどのような財政政策を行うべきか】

(´・ω・ `)<よろしゅうな。

( ゚д゚)<まかしときー。

(´・ω・ `)<ちゃうちゃうぼくが教える側よ。

( ゚д゚)<分かっとるわ。なめとんか。

(´・ω・ `)<まだヘソ曲げとんのかいww

 

結論

まずは、前回の冒頭でも紹介したものですが、結論から見ておきましょう。

政府は、それが公益に資する限り、実施可能な全ての財政政策を実施するべきである。

実施可能であるかどうかは、その政策に必要な実物資源が利用可能かどうかで決まる。

よって、財政政策に関する議論に必要な論点は、

  • 公益に資するか。
  • 実物資源は足りるか。

この2つだけである。

( ゚д゚)<やっとこれの中身を説明してくれるんか?

(´・ω・ `)<おう、よろしゅうな。

 

おさらい:財政の仕組み

これも前回の繰り返しになりますが、

[10-11]のとおり、財政とは、本質的には政府支出と徴税という2つの要素だけで構成されるものです。後から見直して思ったのですが、これはON/OFFというより▲/▼ボタンで捉えた方が適切ですね。

よって、「財政政策に関する議論」の内容は、必ずこの2つ↓のどちらかに当てはまるはずであり、

  • 政府はどのような支出をするべきか
  • 政府はどのような徴税をするべきか

この2つのどちらにも当てはまらないものは、どうでもいい"雑談"に過ぎません。

 

「べき」とは

ここで、「べき」という言葉なんですが、

「政府はどのような支出/徴税をするべきか」と言うとき、私は「べき」を【目的に対して手段が妥当である】という意味で使っています。

例えば、
( ゚д゚)<健康を維持したいなら、適度な運動を習慣化するべきだ。
みたいな「べき」の使い方です。

似て非なる使い方に【自分がそれを当然だと思っている】という自分の思想信条を述べるときの「べき」もあります。例えば、
(´・ω・ `)<ごはんを食べる前には「いただきます」を言うべきだ。
みたいな「べき」です。いま言っている「べき」はこの意味ではありませんので、ご注意ください。

 

「公益に資する」とは

さて、「べき」が「目的に対して手段が妥当であること」の意味だとすると、

「政府はどのような支出/徴税をするべきか」は、
「【政府の目的に対しての手段】としてどのような支出/徴税が妥当であるか」という意味だということになります。

( ゚д゚)<「政府の目的」て何じゃい。

(´・ω・ `)<そんなもん「世の中をより良くすること」に決まっとるじゃろ。ほいで、何らかの支出/徴税をすることで世の中がより良くなるんやったら、それは「公益に資する支出/徴税」って言ってええんちゃうかな。

( ゚д゚)<ほんほん。最初に言うてた「公益に資する」ってそういうことか。

(´・ω・ `)<せや。政府の目的は世の中を良くすること、つまり公益なんじゃけー、「公益に資する支出/徴税はやるべき。公益に反する支出/徴税はするべきじゃない。」ってことや。

( ゚д゚)<ほんほん。I have a question. 

(´・ω・ `)<1つはさすがにちゃんと言えたの。

( ゚д゚)<あたぼうじゃ。このオタンコナスめ。

 

本当に必要な議論

(´・ω・ `)<で、なにかね?

( ゚д゚)<「世の中を良くする」って具体的に言いますと、どういうことなん?

(´・ω・ `)<そんなもん知るかい。

( ゚д゚)<えええ。

(´・ω・ `)<「どんなのが"良い"世の中なのか」なんて問いに正解なんかあるわけじゃろ。

( ゚д゚)<いや、そらそうかもしれんけどよ。「世の中を良くするような財政政策をやるべきやけど、どんなんが良い世の中なんか分かりません」じゃあ、話が進まんじゃろ。

(´・ω・ `)<おっしゃるとおり。

( ゚д゚)<なめとんか。

(´・ω・ `)<まあまあ、まだ続きがありますけー。

( ゚д゚)<お、なんじゃー。

 

政治の役割

(´・ω・ `)<これが唯一の正解ってのは無くても、ぼくら個人個人はそれぞれ「こういうのが良い世の中や」「公益ってのはこういうもんや」っていう理想を持っとるじゃろ?

( ゚д゚)<せやの。

(´・ω・ `)<じゃけー、その中のどれかを優先することで、それが正解かどうかは置いといて、"答え"を出すことはできるんや。「こういうのが良い世の中だ、ということにします。」ってな。

( ゚д゚)<ほんほん。でも、どれかを優先て、そのどれかはどうやって決めるんじゃ。

(´・ω・ `)<そこで出てくるのが政治ってやつよ。

( ゚д゚)<ほん。

(´・ω・ `)<国会で議員さんたちがあーだこーだ話し合いをして、法律作ったり、いろんなことを決めとるじゃろ。あれは要するに日本ちゅう国の理想をどこに持っていくかってことを決めとるわけや。つまり、「これが私たちの公益です」っていう"答え"を出すのが政治の役割よ。

( ゚д゚)<ほんほん。ほいだら、公益ってのは決まった正解があるわけじゃなくて、みんなで考えて決めるもんなんやな。

(´・ω・ `)<ああ、いや、政治体制ちゅうのは民主制だけちゃうけー、「みんなで決める」とは限らんぞ。日本では議会が決めとるけど、中国なら共産党が、アメリカやったらディープステートが決めとる。そこはいろいろよ。

( ゚д゚)<ほー、アメリカはディープステートさんが決めとるんか。

(´・ω・ `)<シッ、声がでかい。消されるぞっ。

( ゚д゚)<はいはい。もいっこ質問ええかの?

(´・ω・ `)<うい。なにかね。

 

雑談をやめただけでは良くならない

( ゚д゚)<何が公益なのかは政治で決めるんやったら、クソみたいなのが政権握っとったらどうするん?そんなのが決める"公益"とかクソじゃろ。

(`・ω・´)<いえすざっつらいと!

( ゚д゚)<いやいやいや、(`・ω・´)<ざっつらいと!じゃなくて。どうするんかて聞いとんじゃ。

(´・ω・ `)<クソみたいなのが権力持っとったらクソみたいな公益に向けた政策が実行される。ざっつらいとじゃ。どうしようもあるかい。

( ゚д゚)<えええ。

(´・ω・ `)<そしてこの国はご存知のとおり、クソみたいな政党が政権を握っとる。じゃけー、"雑談"をやめたところで、それだけやったら、クソ政策は相変わらず量産されて、ぼくらがどんどん貧しくなってくのは変わらへん。

( ゚д゚)<えええ。

(´・ω・ `)<てかな、やからこそぼくらに"雑談"をしとる暇なんか無いんよ。

( ゚д゚)<と言いますと?

 

目指すべきフェーズ

残念ながら、現実は厳しいものです。

たとえ私たちが"雑談"をやめて、真っ当な意味のある議論をするようになったとしても、クソみたいな政党が政権を握っている限り政策は変わりませんから、私たちの暮らしはこれまでと変わらずに貧しくなり続けることでしょう。

なぜなら、私たちの暮らしが良くなるためには、まだまだこれだけ↓やらなければならないことがあるからです。

  1. "雑談"をやめる。
  2. クソみたいなのを政権から下ろす。
  3. 「私たちは何を公益とするのか」を議論する。
  4. 各所から提案された政策を「3.の議論で決定した公益に資するか」という視点から議論する。
  5. 「公益に資する」と結論付けたら、その政策の実行可能性を調査検討する。
  6. 「実行可能」であれば、それを実行して、失敗して、反省しながら改善していく。

私たちが最終的に目指すべきは、6.のフェーズです。そしてもちろん6.に辿り着いたとしてもそれはゴールではなく、スタートです。そこから試行錯誤を繰り返しながら、やっと少しずつ私たちの暮らしは良くなっていくのです。

( ゚д゚)<ほんほん。ぼくらはいまどのあたりにおるんかの?

(´・ω・ `)<フェーズ0【雑談ばかりしている】や。お話にならん。

( ゚д゚)<ありゃー、先は長いの。

(´・ω・ `)<やからこそ、ぼくたちはさっさと雑談をやめなあかんのよ。まだまだまだまだやらなあかんことが山積みなんじゃけーの。

 

「公益に資するか」の議論とは

とは言え、「どうせクソみたいなのが政権を握っとるし、国民は雑談してばっかやし、実際のところは公益がどうとか言ってられるレベルじゃありません。おしまい。」ではあんまりなので、「その政策は公益に資するか」とは具体的にはどんな議論なのかを【山にダムを建設する】という政策を例にして考えてみたいと思います。

 

公益が1つだけの場合

例えば《便利な暮らし》を公益とする場合、ダム建設は明らかに公益に資するものなので、「この支出はするべきである」と言えます。

一方、《自然環境保護》を公益とする場合、ダム建設は公益に反することになるので、「この支出はするべきではない」と言えます。「ダム建設が必ずしも環境破壊になるとは限らない」という意見もあるかとは思いますが、その辺は今はいったん置いといてください。

 

公益同士が衝突する場合

このくらいであれば話は簡単なのですが、「公益は1つに絞らなければならない」という決まりはありません。むしろ、複数を同時に追求する方が普通です。

そこで、《便利な暮らし》と《自然環境保護》の両方を追求する場合を考えてみましょう。こうなると、ダム建設は「公益に資する面と反する面を併せ持つ」ことになり、公益同士の衝突が生まれて話がややこしくなってきます。

この場合、「便利が優先か、環境が優先か」と公益に優先順位を付けるための議論がさらに必要になってきます。

但し、この議論の結論は「どちらかを0、どちらかを100」とする必要はありません。優先順位を付けつつ下位の公益にも配慮を加えることも考えられます。例えば、「便利を優先してダム建設はするが、できるだけ環境保全が可能な工法を使う」等です。

 

公益と私益が衝突する場合

《便利》と《環境》のような公益同士ではなく、公益と私益が衝突することもあります。例えば、ダム建設によって村がダム湖に沈んでしまう場合です。

ここでも結局は優先順位の議論になります。一般には公益が優先されることが多くなると思いますが、「公益は何でもかんでも私益に優先する」というのは明らかに妥当ではありませんから、「どこまで私益に配慮するのが適当か」という議論が必要になるでしょう。

 

"良い"財政政策に必要なもの

さて、お気づきかもしれませんが、このフェーズ4【公益に資するかの議論】は主に法律学が扱う内容であり、経済や財政の話はどこにも出てきません。

また、その前段階であるフェーズ3【何を公益とするかの議論】でも、必要なのは哲学・倫理学または文化や歴史といった分野の知識であり、やはり経済・財政の話は出てきません。

経済学に出番が回ってくるのは、フェーズ5【実行可能性の議論】です。

経済学はそこで「カネはいくらでも支出可能である。なぜなら▲ボタンをポチポチと押すだけの話だから。」ということを示し、

そして何が本当の"実行可能性を制限するもの"なのかを示します。現状では「財源は?」とかいう"雑談"で議論を混ぜっ返すばかりで邪魔にしかなってませんが(´・ω・ `)

つまり、"良い"財政政策を考えようとするとき、まず必要となるのは「世の中・社会を良くしたい」という想いであり、次に必要となるのは法律学・哲学・文化や歴史といった分野の知識であり、経済学が役割を持つのはその後のことです。

いつぞやだったかは忘れましたが、安藤裕さんが「自分の中に何の哲学も持たずに、金融のことをいくらか他人より知ってるってだけで経済政策を語る議員がいるが、あーゆーのは話にならない。」みたいなことを言われていたような記憶があるんですが、私はその意見に完全に同意します。

 

次回予告

(´・ω・ `)<うし、キリがええけ、このへんで休憩にしよか。

( ゚д゚)<次は実物資源がうんとこどっこいしょっちゅう話か?

(´・ω・ `)<おう。もすこしあとちょっと♪ 言うてな。

( ゚д゚)<えっ?

(´・ω・ `)<お?

( ゚д゚)<いや、急にすごい勢いですべってくるけー、びっくりしての。

(´・ω・ `)<すべってへんわ。ワンチャンすべったにしてもそんなに勢いついてなかったじゃろ。

( ゚д゚)<まあまあ、恥ずかしいことちゃうけー。次に活かしていけばええんよ。それより、なんか最後の方で「何が本当の"実行可能性を制限するもの"なのか」とか言うてたけど、あれなんなん?

(´・ω・ `)<うっとうしいやっちゃの。それのことは次回で説明するけー、今日のところはさらっと流しといてええよ。

( ゚д゚)<ういー。

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ

最近こちらのYouTubeチャンネルの動画をよく見ています。

www.youtube.com

登録者が8.6万人なので、すでに結構知られているチャンネルなのかもしれませんが、教習所が作ってるだけあって、運転テクニック動画が分かりやすいだけでなく安全運転第一で考えられているのが私は気に入りました。

特にこの動画の第1位に挙げられてたことにはハッとさせられました。

よろしければご覧ください。

 

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

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よろしくお願いします!

 

10-12.税は財源ではない ver.4

人々の直感は、「税金で支出を賄う」というメタファーを好む。私は年金信託基金に掛け金を払い込んだから、老後はその金庫から自分の分を引き出せるようになる ーー どう考えてもこの説明は完全に間違っているが、そんなことは関係ない。間違った説明がまかり通っている。

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当ブログの中で「B払い」という用語を使うことがあります。これは私の造語なので、ググってもd払いが出てくるだけです。ただ、使わせてもらわないと不便極まりないので、普通に使います。

こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

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目次 

 

本日のお題

(´・ω・ `)<さてさて。

( ゚д゚)<さてさて?

(´・ω・ `)<さーてさてさて。

( ゚д゚)<さてさてー!

(´・ω・ `)<よーし始めよかー!

( ゚д゚)<何やねんこれ。

(´・ω・ `)<準備運動みたいなもんや。始めるで。

( ゚д゚)<そか。よかったの。何を始めるんや。

(´・ω・ `)<前回の続きや。前回の内容は覚えとる?

( ゚д゚)<前回は財政の仕組みはスイッチのON/OFFみたいなもんやっていう話やったの。あれ、続きがあるんか。

(´・ω・ `)<そらあ仕組みの説明をしたら、その次はその仕組みをどう活用していったらええんかっていう話になるに決まっとるやないか。

( ゚д゚)<決まっとるかどうかは知らんけど、きみはその続きの話を始めようて言うとるのは分かったわ。

(´・ω・ `)<うし、ほいだら始めよか。

ということで、今回のお題はこちらです。

【政府はどのような財政政策を行うべきか】

(´・ω・ `)<よろしゅうな。

( ゚д゚)<はい、よろしゅう。

(´・ω・ `)<ちゃうちゃう。ぼくが…

( ゚д゚)<はいー。

(´・ω・ `)<やりおったのこいつ。

( ゚д゚)<はーいー。

 

結論

(´・ω・ `)<今回は結論から行くで。

( ゚д゚)<大したもんじゃの。言ってみ。

(´・ω・ `)<大したもんてどういうことや。

( ゚д゚)<大したもんってのは大したもんやっちゅうことや。

(´・ω・ `)<何を言うとるんや、きみは。

( ゚д゚)<だいたい元はと言えばきみが悪いんやで。ほんま大したもんやわ。

(´・ω・ `)<どうした落ち着け。

( ゚д゚)<適当に思いつきで言うてみたら意外と食いついてきよって、でもうまい返しが出てこんくて困ってしまっとるんじゃ。なんとかせえ。

(´・ω・ `)<そか。ほいだら大したことないの話は置いといたるわ。

( ゚д゚)<すまんの。

(´・ω・ `)<ええんやで。

( ゚д゚)<で、結論て何よ。

(´・ω・ `)<こちらでございます。

政府は、それが公益に資する限り、実施可能な全ての財政政策を実施するべきである。

実施可能であるかどうかは、その政策に必要な実物資源が利用可能かどうかで決まる。

よって、財政政策に関する議論に必要な論点は、

  • 公益に資するか。
  • 実物資源は足りるか。

この2つだけである。

( ゚д゚)<ほーん。なんかそれっぽいけど、よー分からんの。だいたい「公益」って何じゃい。

(´・ω・ `)<まあまあ、順番に説明していくけー、そう焦りなさんな。ほいだらやってこか。

( ゚д゚)<ういー。

 

論外の議論

まずはじめに、「どのような議論をするべきか」を考える前に「どのような議論はするべきでないか」を確認しておきたいと思います。

( ゚д゚)<いや、それはもうええよ。家計簿脳はおととい来やがれって話やろ?

(´・ω・ `)<んー、まあそうなんやけど、これについては改めてちゃんと言っときたいことがあんねん。ちょっと聞いてくれや。

( ゚д゚)<しゃーないの。ほいじゃあどうぞ。

 

財政に関する"雑談"

[10-11]のとおり、財政とは、本質的には政府支出と徴税という2つの要素だけで構成されるものです。*1

よって、「財政政策に関する議論」の内容は、必ずこの2つ↓のどちらかに当てはまるはずです。

  • どのような支出をするか
  • どのような徴税をするか

この2つのどちらにも当てはまらない、

  • その支出の財源は税なのか国債なのか
  • その徴税でどれだけの財源が確保されるのか
  • その支出のときに政府預金残高は不足しないか
  • その財政赤字で市場の信認は失われないか

こーゆー↑議論は、財政政策とは関係ない無意味なもので、議論というより、むしろ"雑談"のカテゴリーに属するものです。

 

そもそも、[10-5][10-9]より、これらの"雑談"は初めから答えが出ていますから、本来なら話のネタにすらなりません。

  • その支出の財源は税なのか国債なのか→政府支出には"財源"という考え方自体が成り立たない[10-5]
  • その徴税でどれだけの財源が確保されるのか→同じく"財源"という考え方が成り立たない[10-9]
  • その支出のときに政府預金残高は不足しないか→不足するわけがない[10-5]
  • その財政赤字で市場の信認は失われないか→どんな財政赤字だろうが失われないし、仮に失われても問題ではない[10-7]

 

まずは"雑談"をやめよう

この話題について、私がどうしても言っておきたいこととは、私たちはいいかげんに財政政策の議論をする時間を"くだらない雑談"に費やすことをやめるべきだ、ということです。

私が[10-5][10-9]で延々と「これは誤った理解だ。あれも誤った理解だ。」と間違いを指摘し続けたいちばんの狙いはここです。

討論番組・ワイドショー・SNS・飲みの席・経済学会・国会・・・いろんな人たちがいろんな場所で財政の話をしています。が、そのほとんどは、本人たちは"議論"をしているつもりかもしれませんが、実際にはくだらない"雑談"をしているだけです。

私は、安藤裕前衆議院議員を、倫理観に共感できること・掲げている政策が知っている政治家の中でいちばん真っ当であることから、支持していますが、そこそこの頻度で出てくる「財源は国債でいい」「国債をもっと出せば国民は豊かになる」みたいな"雑談"については正直なところ、いい加減に卒業してほしいと思っています(´・ω・ `)

こんなことで「より良い財政政策を探っていく」なんてことができる訳がありません。だから、私たちが財政政策に関する議論を始めるために真っ先にやらなければならないことは"くだらない雑談"を止めることだと思うわけです。

 

私の【税は財源ではない】の解釈

【税は財源ではない】というスローガンについては、「たしかに税は財源ではないけど、誤解を招くから、このスローガンは良くない」という方もいらっしゃいます。

たしかにこの短いフレーズはいろんな解釈のしようがありますから、変な解釈が広まってしまえば、「"失われた30年"を生み出した原因は政府の誤った経済政策であるということを広く知ってもらう」という狙いに対して逆効果になりかねません。

しかし、前述のとおり、"雑談"を止めないことには話になりませんから、その狙い自体は必ずかつ真っ先に達成しなければならないことだと私は考えています。

そこで、変な解釈が広まることが少しでも抑えられるよう、私なりの【税は財源ではない】の解釈をここに書いておこうと思います。

長々とした、そしてクドクドとした文章になるのですが、読んでもらえればありがたいです。

 

【税は財源ではない】とは

私たちは財政の仕組みについて何から何まで間違った理解をしている。
もしまともに理解していれば、「税は財源である」なんていう言葉が出てくるわけがない。そもそも財政の仕組みにおいては"財源"という考え方が成り立たない。私が【税は財源ではない】と言うのは、それを端的に示すためである。決して「税は財源であるかどうか」という"雑談"がしたいわけではない。

「その支出の財源はどうやって調達するのか」と尋ねられると、「今あなたが口から発した言葉はどこから調達したのか」と失礼ながら質問に質問で返したくなってしまう。それはいちばん初めの基本である「貨幣とは何か」が分かっていないことに呆れてしまうからだ。基本の基本から間違っているからこそ、彼らはそのような質問をし、そしてそのような質問をする人たちは当然何から何まで間違う。
貨幣の本質は負債である。これは全く難しい話ではない。言葉を選ばずに言えば、こんな簡単なことを理解していない分際で財政政策がどーのこーのと物知り顔でトンチンカンな理屈を語る姿を見せられては「片腹痛えんじゃ」と思わざるを得ない。

人はパンのみに生きるものではないから、ときには雑談も必要だと言うならば、それはたしかにそうかもしれない。が、しかし、貧困に苦しむ人々をネタに財政の議論をするフリをして雑談に花を咲かすというのはどう考えても悪趣味が過ぎる。
もういい加減にしよう。政府はいつでもいくらでも支出できるが、それはいくらでも支出するべきだという意味ではない。これもまた全く難しい話ではない。
私たちの置かれている状況は切羽詰まっている。なにしろ30年(!)を取り戻さなければならないのだから。もう私たちには「政府にその支出をするカネがあるのか?」などという意味不明な"雑談"をしていられるようなヒマは無い。
私たちは一刻も早く、財政について、思いこみや、知ったかぶりや、聞きかじりではなく、《事実》に基づいた意味のある議論を始めるべきだ。

私はこういう意味でこれからも【税は財源ではない】と言い続けようと考えています。

 

次回予告

(´・ω・ `)<ということで、本日ここまで。

( ゚д゚)<えええ、公益がどーのこーのは?

(´・ω・ `)<いっぱいしゃべったけー、疲れたわ。ちょっと休憩や。続きはまた次回にしよーや。

( ゚д゚)<じゃけー、それはもうええよって言うたのに(´・ω・ `)<いやじゃ!しゃべりたいねん!言うて無理やりしゃべり出して、(´・ω・ `)<疲れたわ。て、どないなっとんねん。

(´・ω・ `)<いや、おっしゃるとおり。

( ゚д゚)<しばくぞ。

(´・ω・ `)<でも疲れてもうたもんは疲れてもうたんじゃ。しゃーないやんけ。

( ゚д゚)<まあ、そうやけどもやな。

(´・ω・ `)<せや、あの話をしたるわ。

( ゚д゚)<お、何の話や。

(´・ω・ `)<しまったしまった?

( ゚д゚)<は?

(´・ω・ `)<は?じゃなくて、しまったしまった?

( ゚д゚)<えと、島倉千代子

(´・ω・ `)<そーゆーことや。

( ゚д゚)<どーゆーことやww

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ

今回のおまけは、おすすめのYouTube動画です。

www.youtube.com

ここ数ヶ月くらい、これの真似をして、1ヶ月野菜の切れ端とかを取っといて、カレーを1週間分くらい作り置きするってのをやっとります。

要するにカレーを作るときに水じゃなくて、野菜クズの煮込み汁を使うってだけなんですけど、これだけで味の、なんていうか深み的なやつ、コクって言うんですかね。あれがグッと上がります。

たまには平和な話題をということで(´・ω・ `)

ところで、「クズ野菜」じゃなくて「野菜クズ」なんじゃなかろうかと思うんですけど、料理人の世界ではこう言うんかな(´・ω・ `)?

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

応援コメント、指摘コメント、お待ちしております!当ブログの拡散も大歓迎です!

よろしくお願いします!

 

10-11.財政の正しい捉え方

政府は資金不足にはなり得ない。政府には常に、我々が自立した国家運営を行うのに必要な財政的な能力がある。

MMT現代貨幣理論入門』kindle版 522/553pp

 

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こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

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目次 

 

本日のお題

( ゚д゚)<で、あれはどうなったん?

(´・ω・ `)<あれ?アレやったのはオレやで。

( ゚д゚)<いや、そういうのええから。

(´・ω・ `)<なんじゃー、ノリ悪いの。アレてなんやねんな。

( ゚д゚)<[10-5]の始めで言うてた「正しい財政の理解」ってやつじゃ。

(´・ω・ `)<ああ、アレ言ったのはオレやで。

( ゚д゚)<そういうのええて。しばくぞ。

(´・ω・ `)<うい。

( ゚д゚)<で?まだ教えてくれへんの?

(´・ω・ `)<ほじゃの。「税は財源ではない」の話も全部できたし、経済の本質は仕事の成果の持ち寄りと分け合いって話もしたし、次はその話をしようかの。

ということで、今回のお題はこちらです。

【財政の仕組みはどのように捉えられるべきか】

(´・ω・ `)<よろしゅうな。

( ゚д゚)<まかしときー。

(´・ω・ `)<ちゃうちゃう。ぼくが教える側よ。

( ゚д゚)<ったく、いつになったら覚えるんや。

(´・ω・ `)<いつになるかねえ。

 

政府支出と徴税だけでええんよ

「財政」と言えば、多くの人はこんな↓イメージをお持ちだと思います。

( ゚д゚)<難しい!
( ゚д゚)<ややこしい!
( ゚д゚)<よく分からん!

(´・ω・ `)<どのへんが難しくてややこしくてよー分からんの?

( ゚д゚)<えーと、国庫短期証券を発行して、政府支出をして、国債を発行して、国庫短期証券の償還をして、徴税をして、ほいで国債の償還か。

( ゚д゚)<こんだけの仕訳を覚えるだけでもいっぱいいっぱいやし、これを組み合わせてどーのこーのまで言われたら、もう訳が分からんのよ。

(´・ω・ `)<ほんほん。

( ゚д゚)<とは言え、財政政策をどうしたらええかってことをちゃんと考えるんやったら仕組みを理解しとかなあかんやんか。どうしたらええんや。

(´・ω・ `)<ほんほん。それな、覚えんでええで。

( ゚д゚)<えっ?

(´・ω・ `)<覚えんでええんよ。もちろん覚えるに越したことはないけどな。普通のいち国民として「政府がどんな財政政策をやるべきか」ってことを考えるときはこれ↓だけ覚えとけば足りるで。

( ゚д゚)<ほんまに?てか、その前にこの「統合政府」って何じゃい。

(´・ω・ `)<政府と日銀を一体のものとして考えるときの言い方やな。

( ゚д゚)<政府と日銀を一体のもんとするて、そんなんやってええんか。

(´・ω・ `)<ほんとに一体にしようっちゅう話ちゃうで。「政府がどんな財政政策をやるべきか」ってことを考えるときは、一体のもんとして考えても支障は無いし、その方が分かりやすいけー、そうしましょうって言うとんのや。

 

徴税時の政府預金発行は不要

[10-9]のとおり、徴税の本分は民間部門の資産を減らすことであって、政府部門の資産を増やすことではありません。

よって、徴税のときには、

①銀行預金の消滅
②日銀当座預金の消滅
③政府預金の新規発行

の3つの取引が同時に行われますが、このうちの③政府預金の新規発行は必要なものではありません。①②の時点で既に徴税の目的(民間部門の資産を減らす)は達成されています。

(´・ω・ `)<じゃけー、③は意味ないねん。いらんのんよ。徴税ってのは、本来これで↓十分なんじゃ。

(´・ω・ `)<ほいで、「これやと収益が日銀に発生してて気持ち悪い」って言うんやったら、こうしたら↓スッキリするがな。ついでに「国民」じゃなくて「企業・家計」に書き直しとくで。

 

支出時の政府預金消滅も不要

同じく政府支出の本分は民間部門の資産を増やすことであって、政府部門の資産を減らすことではありません。

(´・ω・ `)<じゃけー、政府支出もこれ↓でええんよ。

 

政府預金は不要

さて、

この統合政府で考える場合の仕訳↓には、政府預金がどこにも出て来ません。

ということは、政府預金が仕訳のどこにも出て来ないような徴税・政府支出の仕方でも、徴税・政府支出の目的はちゃんとつつがなく達成することができるということです。

よって、【徴税・政府支出を実行するのに、政府預金なんていう預金口座は本来は別に必要でない】ということが分かります。

 

国庫短期証券も不要

(´・ω・ `)<ほいでさらに、ということは?

( ゚д゚)<ポテトサラダにということは?

(´・ω・ `)<ポテトサラダとは言うてへんよ。

( ゚д゚)<せやな。で?

(´・ω・ `)<しばくぞ。「徴税・政府支出のために政府預金は必要ない」ってことから、さらに何が分かりますか?って聞いとんじゃ。

( ゚д゚)<知りません。

(´・ω・ `)<ちょっとは考えてーや。

( ゚д゚)<そんなもん時間の無駄じゃ。はよ。答えを言いんさい。怒ったりせんけー。ささ、はよ。

(´・ω・ `)<やりづれえのー。

( ゚д゚)<人のせいにしない!はよ!ほれ!はよ!

(´・ω・ `)<はいはい。分かった分かった。

( ゚д゚)<ハイとゴメンは1回でよろしい!

(´・ω・ `)<あーもう。ええか?てことはな、国庫短期証券の発行も本来なら必要ないんじゃ。

( ゚д゚)<なんでや。

(´・ω・ `)<政府預金なんか無くても政府支出はできるのに、なんで国庫短期証券を発行して政府預金の残高を補充する必要があるんじゃ。

( ゚д゚)<知りません。答え。はよ。

(´・ω・ `)<ああ、いや、いまのはクイズを出したかったわけじゃなくてやな。

( ゚д゚)<あ?ほいだら何じゃい。

(´・ω・ `)<補充なんかせんでも目的である支出を実行できるってことは、いちいち補充する必要なんか無いってことじゃろ?

( ゚д゚)<知りません。答え。はよ。

(´・ω・ `)<ダメだこりゃ。

 

まとめ

徴税とは、
【納税者の銀行預金が消滅して減る】
【銀行の日銀当座預金が消滅して減る】
だけで成り立つものであり、
【政府の政府預金が発行されて増える】
は必要なものではありません。

 

同じく政府支出も
【支出先の銀行預金が発行されて増える】
【銀行の日銀当座預金が発行されて増える】
だけで成り立つものであって、
【政府預金が消滅して減る】
も同じく必要なものではありません。

 

この「政府預金を発行する・消滅させる」という余計な取引を無視して徴税・政府支出の仕訳を書くと、政府のところは「仕訳なし」になります。

これは、政府と日銀を一体のもの(統合政府)として考えてしまっても支障が無いことを意味します。

 

さらに、政府預金が存在しなくてもよいことは、政府預金の残高補充のための仕組みである国庫短期証券も存在する必要が無いことを意味していて、また、[10-6]のとおり、徴税・政府支出の実行には国債も必要ではありません。

よって、財政政策の実行に当たって、

は、必要なものではなく、事務手続上の存在程度の意味しかありません。"財政政策の実行には"という点には注意してください。国債国庫短期証券は金融ビジネスにとっては重要なものです。

 

つまり、冒頭で( ゚д゚)

このようにたくさんの仕訳を並べましたが、

という無意味なものを除いてしまえば、

残るのは、この2つだけとなります。

つまり、実際に財務省や日銀が行っている事務処理は政府支出・徴税・政府預金・国債国庫短期証券が絡み合う複雑なものですが、そのコアは単純なこの2つ↓だけのオペレーションであり、

私たちが「政府はどんな財政政策を行うべきか」を考えるときには、【財政は統合政府による支出と徴税だけで成り立つ】ものとして議論をすればよい、と言うことができます。

 

よって、[10-9]で、「徴税とは、端的に表すと、このようなもの↓だ」と言いましたが、

より端的に核心の部分だけを表すなら、このように↓描くべきです。

 

なので、政府支出・徴税とは、"お金"というブツがあっちに行ったりこっちに行ったりするようなイメージではなく、*1

電気のスイッチをつけたり消したりするようなイメージで考えるべきものです。*2

ここまで理解していただければ、政府支出に財源が必要でないことが、もっと広く言えば、[10-5][10-9]で説明してきた内容がごく当たり前のこととして理解できるようになると思います。

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ

f:id:xbtomoki:20220907091054j:image

ねんがんのトラックボールマウスをてにいれたぞ!

 

ということで、8月頭にこの↓トラックボールマウスを買いました。

www.elecom.co.jp

いやーこれ、便利ですわ。

ただ、便利さの9割くらいはトラックボールというか、ボタンの多さ(左クリック・右クリック以外に8個付いてて、それぞれにショートカットを設定できる。しかも操作してるソフトごとに違う設定ができる。)にある気もしますが、まあいいでしょう。

トラックボールでのカーソル操作は、最初の1週間くらいは苦戦しましたが、今はもうほとんど問題ないです。かと言って、「普通の光学式にはもう戻れない!」ってほどでもないです。まあ、そこは大した違いじゃないかな、マウスがキーボードとかに不意に当たってイラッとすることが無いのは良いかな、といった感じです。

唯一まだ慣れきってない、やりづらさが抜けないのは、ドラッグ&ドロップの操作ですね。左クリックボタンが親指の位置にあるので、手のひらでマウス全体を押さえながら、親指を押し込んだ位置に固定しつつ、人差し指・中指を動かす感じになるんですけど、気を抜くと親指がピクって動いてドラッグが外れます(´・ω・ `)

まあ、もうちょい慣れたら克服できるでしょう。全体としては良い買い物したなという感じです。

が、つい最近、会社でそこそこ大きめの問題を見つけまして・・・

 

問題点

( ゚д゚)<xbくん、ちょっとお願いしてええかな。

(´・ω・ `)<うい。なんすか。

( ゚д゚)<パソコン仕事なんやけど、これこれこーゆーことをお願いしたいんよ。

(´・ω・ `)<んーと、何言ってんのかよー分からんす。ぼくのパソコンでちょっとやって見せてもらえませんか。

( ゚д゚)<せやな、そっちのが分かりやすいか。ん?なんやこれ。

(´・ω・ `)<ねんがんのトラックボールマウスをてにいれました。

( ゚д゚)<そか、よかったの。ほいだら説明するで…あれ、このマウス動かんぞ。

(´・ω・ `)<あっ、マウス自体じゃなくてボールを動かしてください。左クリックは親指のとこのいちばんでかいやつです。

( ゚д゚)<おお、なるほどな。ほいでな、ん、む、ああっ、ああっ!ああん!ううん!うふんうふん!

(´・ω・ `)<先輩、場所をわきまえてください。

( ゚д゚)<あかん、これぼくには無理や。

(´・ω・ `)<そうですか。そしたらちょっとめんどいですけど、先輩の机のとこに行きますか。

( ゚д゚)<そうしよか。しゃーないの。

ってなことがありまして、

いろんな仕事のやり方があるので、この問題は誰にでも起きるわけじゃないと思いますが、トラックボールマウスを買ってみようかなと思っていただいたのであれば、こーゆーことが起きるってことは知っておかれた方がいいかなと思います。

 

ここからが本題

で、ここからが本題なんですが、

( ゚д゚)<えっ、まだあるん?

(´・ω・ `)<うるせえ嫌なら読むな。

このマウスを買うかどうか考えてたとき、私は「他の人に使ってもらうとき」のことなんか頭の片隅にも無かったんですよ。

今となっては、そりゃそうだよなと思いますし、買う前の時点でも気づくことは可能だっただろうなとも思います。

でも、気づけませんでした。実際にそれが起こるまで全く気づけませんでした。

だから、つまりはきっとそういうことなんでしょう。

私たちの想像力なんてのはその程度であって、事前に起き得る問題を何でも予測して、先回りで手を打てるほどのものじゃないんです。テレビの世界には後出しジャンケンで「こんなの事前に予測できたはずなのにウンタラカンタラ」みたいなこと言う予言者さんたちがたくさんいますが。

マウスでワチャワチャしたくらいで大げさかもしれませんが、今回、私は改めて経験というものの存在の大きさを感じました。

挑戦して、失敗して、分析して、教訓を得て次に活かす。その経験の積み重ねのことを私たちは知恵・伝統と呼んでいて、結局のところ、私たちが成長していく方法は、そのようにする以外に無いんでしょう。

 

アレとアレの浅はかさ

それでは、もう少しだけ話を続けますと、

( ゚д゚)<なっがwwww

(´・ω・ `)<うるせえ。

これは[10-10]で言ったことと少しかぶるんですが、そんなことまで考えを進めてみると、先人の知恵の上に成り立っているものを思いつきでぶち壊してしまうことがいかに浅はかで、いかに危ういことであるかを強く感じます。これは、そこにチャレンジすることを否定しているわけでなくて、大した思慮も覚悟も無しに「既存の古臭いものより、ぼくのかんがえたさいきょうのシステムの方が優れてるに決まってる。」と考えることを浅はかだと言っています。

それとともに、もうひとつ、そんな知恵を私たちが受け継いだり、共有したりするために欠かせないものが言葉です。

今回の件では、そういった側面での言葉というものの大切さと、

いっとき流行った

(゚⊿゚)<我が社は英語を社内公用語にします!

とかいうやつの浅はかさも感じました。

いまもやっとんかな(´・ω・ `)
やっとんだろうな(´・ω・ `)

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

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よろしくお願いします!

 

10-10.支え合いとは

我々は、貨幣制度を公共目的追求のために使わなければならず、その結果として誰もが個々の私的な目的をある程度追求できるようになる。我々は、互いに助け合うために、共に貨幣を使うことができる。

MMT現代貨幣理論入門』kindle版 524/553pp

当ブログは、こちらの複式簿記を説明した記事を読んでいただいている前提で書いています。未読の方は是非ご一読ください。 

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当ブログの中で「B払い」という用語を使うことがあります。これは私の造語なので、ググってもd払いが出てくるだけです。ただ、使わせてもらわないと不便極まりないので、普通に使います。

こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

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目次 

 

本日のお題

( ゚д゚)<さて、

(゚⊿゚)<いっぱい税金を払って、みんなの暮らしを支えている私はもっと感謝されるべきだ!

( ゚д゚)<前回、(´・ω・ `)<これも間違いやで。って言うてたな。

(´・ω・ `)<おう。(゚⊿゚)はカネを払うことがみんなの暮らしを支えることになっとると思うとるみたいじゃけど、そら大きな間違いや。

( ゚д゚)<ほんほん。と言いますと?

ということで、今回のお題はこちらです。

【経済社会における「支え合い」とは何か】

(´・ω・ `)<よろしゅう。

( ゚д゚)<まかしときー。

(´・ω・ `)<ちゃうちゃう。ぼくが教える側よ。

( ゚д゚)<あらー、またまちごうてもうたわ。

(´・ω・ `)<ええんやで。

( ゚д゚)<すまんの。

(´・ω・ `)<ええんやで。

 

支え合いとはカネを出し合うことではない

[10-2]のとおり、カネとは実体の無いデータです。実体の無いものに人間の暮らしを支えるリアルなパワーはありません。

(゚⊿゚)<リアルなパワー?何のことだ。

(´・ω・ `)<どれだけカネがあっても、それで空腹を満たしたり、病気を治したり、家を建てたりすることはできんじゃろ。

(゚⊿゚)<それは屁理屈だ。たしかに私たちはカネを食ってるわけじゃないが、カネが無いとメシが食えんぞ。

(´・ω・ `)<カネがあればメシが食えるんか?

(゚⊿゚)<当たり前じゃないか。きみはメシ屋に行ったことがないのか?

(´・ω・ `)<それは「カネが無いとメシが食えない」ちゃう。「カネが無いと他人にメシを作って食わせてもらうことができない」や。

(゚⊿゚)<まあ細かいことを言えばそうだな。で、その屁理屈で揚げ足取って何が言いたいんだ。

(´・ω・ `)<屁理屈ちゃうわ。ちゃんと説明したるけー、よー聞いとき。

 

仕事の成果を持ち寄り、分け合う

私たちの暮らしを支えているのはカネではなく、《財》《サービス》です。そして、全ての財とサービスは必ず誰かが行った仕事の成果です。

これを少し言い換えれば、私たちの暮らしは必ず誰かの仕事によって支えられています。

つまり、支え合いとは、仕事の成果(財・サービス)を互いに持ち寄って分け合うことであり、私たちの社会は、みんなが仕事の成果を持ち寄り、それを分け合うことで成り立っています。

(゚⊿゚)<なんだ、貨幣を捨てて物々交換に帰ろうって話か。そんなことできるわけないだろうが。

(´・ω・ `)<そんなこと言うてへん。黙って聞いとき。

 

貨幣経済」とは

[10-4]のとおり、税は貨幣を動かして、社会を貨幣化させます。

貨幣化した社会(=貨幣経済)とは、誰もが他者に仕事の成果を提供して貨幣を手に入れようとする社会のことです。

これにもう少し言葉を足せば、貨幣経済とは誰かに仕事の成果を提供すればカネが返ってきて、カネを支払えば誰かの仕事の成果を提供してもらえる、つまり、カネが「支えてもらう側になれる」チケットとして機能する社会のことであると言えます。

 

成果は人が提供する

ここで間違ってはいけないのは、「貨幣経済ではカネを支払えば必ず仕事の成果を分けてもらえる」とは限らないということです。

仕事の成果を分けてもらうには、当然その前提として、社会側にその分けてもらおうとしている成果を提供してくれる誰かがいなければなりません。

社会は自動販売機ではありません。図の「人々」は、もちろん人の集合体ですが、それは「社会」も同じです。私たちが仕事の成果を受け取るとき、その反対側には必ずその仕事をしてくれる誰かが存在します。

また、図では貨幣経済とはどんなものであるかを説明するために「人々」と「社会」を別々に描いていますが、もちろんこの2つは実際には別々のものではありません。

「社会」を構成しているのは「人々」であり、貨幣と仕事の交換は社会の中で行われており、実際に起きていることを説明するならば、こちら↓の図の方が正確かもしれません。

 

カネを払う人は支えられる側である

カネを払えばメシが食えるのは、食材と調理の技術を持つメシ屋さんが「カネをくれたらメシを作ってあげるよ」と言ってくれているからであり、メシ屋さんがカネのために「メシを作るよ」と言うのは、また別のどこかに「カネをくれたら仕事をするよ」という人がいるからです。

さらに言えば、メシ屋さんのために仕事をする人もまた別の人に仕事をしてもらうためのカネを得るためにその仕事をしています。貨幣経済は、このようにカネを媒介にして、人々が仕事の成果を持ち寄って分け合うことで支え合いが成り立っています。

つまり、(゚⊿゚)がメシ屋さんにカネを払えばメシを食えるのは、誰でもカネを払えばメシを食えるような支え合いの場をメシ屋さんとその周りの人々が作り上げてくれているおかげです。

カネを払う人は、"支えている側"ではありません。逆です。カネを払う人は、人々が作ってくれた社会という仕組みの恩恵を受ける人であり、"支えられている側"の人間です。

 

「人々」とは

支え合いの場・仕組みである社会を形作っている「人々」とは、いま生きている人たちだけを指しているわけではありません。

私たちの前の世代、そのまた前の世代、その前の前のずっと前の世代から、次の世代へ作り上げては引き継ぎ、作り上げては引き継ぎ、そうやって人々が何百年も何千年もかけて、現在の社会を作り上げてくれたおかげで私たちは豊かに暮らすことができています。

ときどき、私たちがそのおびただしい偉大な屍の上に立っていることを見つめ直し、自分は何をするべきなのか、何を思うべきなのか、考えてみてはどうでしょうか。

そこで
(゚⊿゚)<オレ!金持ち!えらい!
(゚⊿゚)<貧乏人!お荷物!ひざまずけ!
と思えたら・・・そら大したもんですわ(´・ω・ `)

 

まとめ

  • カネは実体の無いデータであり、それに私たちの暮らしを支えるパワーは無い。
  • 私たちの暮らしを支えるものは、カネではなく、財・サービスである。
  • 財・サービスは必ず誰かの仕事の成果である。
  • 経済社会における「支え合い」とは、仕事の成果を持ち寄り、分け合うことである。
  • カネとは、それがあれば仕事の成果を分けてもらえるチケットのようなものである。
  • 私たちがカネを払えば支えてもらえるのは、カネを払えば支えてもらえるような社会を人々が作り上げてくれているおかげである。

「仕事の成果をいかに持ち寄り、いかに分け合うか」こそが問題なのであり、経済の本質です。

貨幣を無視して経済を語ることはできませんが、「貨幣のやり取りこそが経済の本質である」というのは間違いです。

たしかに貨幣はこの問題に向き合うときに最も重要なツールではありますが、あくまでもツール・手段であって、目的ではないことに注意が必要です。

一時期、コロナに関連してよく耳にした"経済を回す"というフレーズですが、私はあまりあれが好きではありません。というのは、あれが「いかにカネのやり取りを活発にするか」という文脈で語られていたからです。

「経済活動」とは「仕事の成果である財・サービスを互いに持ち寄り、分け合うこと」であり、私たちが考えなければならないのは「限られた資源といくらでも発行できる貨幣を使って、仕事の成果をいかに持ち寄り、分け合うべきなのか」ということです。

今度テレビやネットで"経済評論家"や"経済学者"を見かけたら、その人がそういう視点で語っているかを注意して見てみてください。もし、その人がひたすらカネの話に終始していたなら・・・まあ、そういうことです。

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ1 カネの話に終始するおじさん

www.youtube.com

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ずっっっっっとカネの話しとんな(´・ω・ `)

経済の話をせえよ(´・ω・ `)

 

おまけ2 資本主義・共産主義の図解

これは私の勝手な独自理論ですが、「資本主義」「共産主義」というのはこんなイメージで捉えられるものなんじゃないかと今回の記事を書きながら思いついたので書いてみました。

本編で貨幣経済をこのように図示しましたが、

 

(´・ω・ `)<実は仕事の成果を提供する以外にも貨幣を手に入れる方法があります。

( ゚д゚)<そらええ話やないか。どうするん?

(´・ω・ `)<資本家になって労働者に働かせるんや。

 

(´・ω・ `)<さらに投資家になって資本家を働かせる方法もあるで。

 

(´・ω・ `)<この図に「政府」を足すと、こんな感じかの。

(´・ω・ `)<でな、この図はそのまま「資本主義」の説明になっとると思うねん。ほいで、ここから投資家・資本家を消したのが「共産主義」や。

( ゚д゚)<ほーん。そらええ話やな。

(´・ω・ `)<ちゃんと聞いとった?

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

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よろしくお願いします!

 

10-9.税は財源ではない その5【税は財源ではない】

MMTは、通貨を発行する国家権力と租税債務を課す国家権力の間には密接な関係があると強調してきた。簡単に言えば、「租税が貨幣を動かす」のだ。また、主権を有する政府は支出のために租税収入を必要としないことも明らかにしてきた。

MMT現代貨幣理論入門』kindle版 494/553pp

 

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当ブログの中で「B払い」という用語を使うことがあります。これは私の造語なので、ググってもd払いが出てくるだけです。ただ、使わせてもらわないと不便極まりないので、普通に使います。

こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

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目次 

 

【税は財源ではない】とは

【税は財源ではない】をフルバージョンで言うと、【私たちは財政の仕組みについて数多くの誤解をしている。私たちはそれらを正さなければならない。例えば、税は財源ではない。】となります。「税は財源ではない」は、その例示部分だけを抜き出したものです。

前回までで次の4つの間違いを説明してきました。

  • 政府は支出をするとき、その財源を確保しなければならない。[10-5]
  • 国債は税金だけでは足りない財源を調達するために発行する"国の借金"である。[10-6]
  • 財政赤字であること・債務残高対GDP比が多いことは"不健全"であり、"不健全"な財政は市場の信認を失って破綻する。[10-7]
  • 国民が支払った税金は国庫に納められて、政府支出のときに国民に返ってくる。[10-8]

 

本日のお題

( ゚д゚)<まだまだいっとくか?

(´・ω・ `)<おう。これで最後や。

ということで、今回のお題もこちらです。

【税は財源ではない】

(´・ω・ `)<続きまして〜

( ゚д゚)<続きまして〜?

(´・ω・ `)<これ↓いっとこか。

(゚⊿゚)<税はね、最も重要な政府の財源なんですよ。

 

財政に関する誤解 その5
「税には財源調達という役割がある」

前回の冒頭とかぶりますが、

徴税(=納税)の仕訳はこちら↓です。

徴税が行われると、企業・家計の銀行預金が減って、政府預金が増えます。

 

続きまして、政府支出の仕訳はこちら↓です。

政府支出では、政府預金が減って、企業・家計の銀行預金が増えます。

ここからはこんな↓誤解も生まれます。

(゚⊿゚)<政府は国民の暮らしを守るために国防、教育、社会保障、インフラ整備、その他にもいろんな公共事業をやらなくてはなりません。

(゚⊿゚)<しかし、これらの事業はどれも大なり小なりカネがかかります。そこで政府は徴税をするわけです。徴税をして、事業の資金を広く国民から調達するわけであります。

(゚⊿゚)<このように、税には「政府支出の財源」という重要な役割があります。税は財源である、というわけですね。

(´・ω・ `)<それも全然違うぞ。
(´・ω・ `)<きみは何なら正解するんや。

( ゚д゚)<これも違うんか。

(´・ω・ `)<ゴッソリ違うな。

( ゚д゚)<ゴッソリ違うんか。

(´・ω・ `)<ゴッソリや。税に"政府支出の財源"なんて役割は無いし、徴税のときに政府預金が増えることには何の意味も無いで。

【税には政府支出の財源という役割がある】

これは間違った理解です。

(´・ω・ `)<[10-5]で政府支出に財源なんか必要ないって教えたじゃろ。必要ないものを調達することを"役割"て、何をさもそこに意義でもありそうな言い方しとん。なにが(゚⊿゚)<そこで政府は徴税をするわけです。やねんな。これもまるごと間違っとんじゃ。

(゚⊿゚)<Oh,no!!!

 

税収に意味は無い

[10-8]のとおり、徴税には、

  • 企業・家計の銀行預金が消滅して減少する
  • 銀行の日銀当座預金が消滅して減少する
  • 政府預金が発行されて増える

という3つの効果があり、このうちの【政府預金が発行されて増える】は、一般的には《税収》と呼ばれ、(゚⊿゚)はこの税収こそが税の主たる目的だと思っているようですが、実際のところ、税収には何の意味もありません。言ってみれば副産物のようなものです。

 

政府にとっての税収

[10-5]のとおり、政府は徴税という手段を使わなくても、好きなときに好きなだけ政府預金を増やせますので、税収がどれだけ多かろうが、どれだけ少なかろうが、政府はそれとは全く関係なく常にいくらでも支出することができます。

よって、「政府は徴税によって政府預金を増やすことでしか●●を実行する手段が無い」とか、「政府は徴税によって政府預金を増やすことで、はじめて●●が可能になる」ということはあり得ません。

( ゚д゚)<てぇことは?

(´・ω・ `)<政府にとって税収なんか何の意味も無いってことや。税収が増えようが減ろうが、そんなもんは政府に何の影響も与えへんのよ。

 

民間部門にとっての税収

[5-6]のとおり、税の役割とは次の3つです。

これらは全て、徴税の【銀行預金を減らす】または【日銀当座預金を減らす】の結果として、税が民間部門へ与える影響であり、税収が発生したことによる影響ではありません。

つまり、税収は政府にも民間部門にも何の影響も与えません。税の意義・本分は【国民の資産(銀行預金と日銀当座預金)を減らす】ことにあるのであって、税収は何の意味も意義も無い副産物に過ぎません。

 

税収について議論するという無駄

税収には何の意味もありませんから、税について議論をするときに、「税収」というワードは一切必要ありません。意味の無いものについていくら議論をしたところで、得られるものは何もありません。

例えば、

  • 減税によって減った税収をどのようにして穴埋めするのか
  • 税収として得たカネをどう分配するのか
  • どうすれば国民の生活を圧迫せずに税収を増やせるのか
  • 税収が増えると景気が回復するのか

これらの議論は全て無意味であり、時間の無駄です。

少し前にNHK日曜討論高市さんと大石さんが

( ゚д゚)<消費税は法人税の穴埋めに使われている!
(゚⊿゚)<デマだ!社会保障に使われている!

とか言い合ってましたが、

ツイッターでは「大石さんが正しい」という意見が多かったようですけど、そもそも「税収を●●に使う」という考え方が意味不明なので、どっちが正しいもありません。両方がトンチンカン、全く無意味な言い合いです。

 

納税は社会貢献ではない

税が財源であるという誤解をこじらすと、こういうこと↓を言い出す人まで現れます。

(゚⊿゚)<私は金持ちだ!金持ちだからいっぱい税金を払っている!

(゚⊿゚)<私がいっぱい税金を払えば政府の財源が充実して、その分いろんな福祉や教育・医療なんかの公共サービスが充実して、ひいては世の中の困っている人たちを助けることになる!

(゚⊿゚)<ということは、いっぱい税金を払っている私は多大な社会貢献をしているわけだな!みんなの暮らしを支えている私はもっと感謝されるべきだ!

もちろん(゚⊿゚)が言っていることは間違いです。

納税は社会貢献ではありません。

 

資産が消滅しても誰も救われない

その額がいくら高額であろうが、納税は社会貢献ではありません。

税の本分は民間部門の資産を減らすことにあり、税収には何の意味もありません。

(゚⊿゚)がいっぱい納税した」ということは、
(゚⊿゚)の資産がいっぱい消滅した」ということだけのことです。

(´・ω・ `)<なんできみの資産が消滅したら、どこかの誰かが救われるんや。訳が分からんぞ。

(゚⊿゚)<何が分からんのだ。私が納めた税金が国庫に行き、誰かを救う財源として使われれば、結果的にそうなるじゃないか。

(´・ω・ `)<[10-8]で"税金が国庫に行く"なんてこたぁねえぞって教えたじゃろ。んで、仮に"税金が国庫に行く"ことがあったとしても、[10-5]のとおり、政府支出に財源なんかいらんて。もうええかげん「赤ちゃんはコウノトリさんが連れてくるのよ」みたいな子供騙しから目を覚ませ。

(´・ω・ `)<あと、その「納税は社会貢献」っていうウソな、「てことは貧乏人は社会のお荷物やな」って言い出す輩が出てくるけー、ぼくそれ大嫌いやねん。二度と言わんといてな。

 

まとめ

  • 税の本分は民間部門の資産を消滅させることであり、税収には何の意味も無い。
  • 税に関する議論をするときに税収のことを話しても意味が無い。時間の無駄である。
  • 納税のときには納税者の資産が消滅するだけである。それが誰かの助けになることはないし、高額納税は"多大な社会貢献"ではない。

税に財源としての役割はありません。税の本分は民間部門の資産を消滅させることにあり、税収はただの副産物です。税収があってもなくても、多くても少なくても、誰もそれによって影響を受けたりすることはありません。当然、それが誰かを救うことになったりもしません。

これが【税は財源ではない】ということです。

 

次回予告

( ゚д゚)<ほんほん。財政に関する誤解はこれで全部になるんかの?

(´・ω・ `)<うい。主だったところはこれで全部や。

( ゚д゚)<ほいだら、次は正しい理解の説明か?

(´・ω・ `)<いや、その前に1つ、(゚⊿゚)が「カネを払うことは社会を支えること」みたいなこと言うとったじゃろ?

( ゚д゚)<ああ、ほじゃの。

(´・ω・ `)<それも間違いやねん。この話は財政と直接は関係ないけど、正しい財政って何かっちゅう話と後でつながってくるけー、次はそこを説明するわ。

( ゚д゚)<そか。ほいだらまたの。

(´・ω・ `)<うい。またの。

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ

更新が遅くなった件

前回記事から2ヵ月近く空きました(´・ω・ `)

その理由なんですが、体調を悪くしたとか、やる気を無くしたとか、そういうことではなくて、実は子どもを寝かしつけるときに寝落ちする癖が付いちゃってですね・・・毎晩ハッと気づいたら12時過ぎくらいで「今日はもう寝よう」ってなって・・・ってのが2ヵ月続いただけです(´・ω・ `)

最近は寝なくなってきたので、今後は元のペースくらいに戻れるかなと思います。

 

最近思ったこと

残念ながら、参議院選挙は予想どおりの結果になりましたね。

安藤さんも落選してしまって、山本太郎が当選したのが唯一の救いでしたが、国民のレベル、というとおこがましいような感じがするので「認識」と言っておくと、それが笑えるくらいに絶望的な状態であることを改めて見せつけられたなという感想です。

昨日、そんな気分のときにこの↓ツイートを見かけまして、

あーこういう人たちがせっせと自民党に票を入れてるんだなあと、しみじみもの悲しい感じがしました。

「笑って楽しく過ごせたらいいですネ。」じゃねえっちゅうの(´・ω・ `)

ええ年こいて、いま何が起きているのか何が行われているのかを見ようともせずに、それっぽいことを語って気持ちよくなってもうて(´・ω・ `)

いまのままじゃそんなに遠くない先に笑って楽しく過ごすどころか、今日のメシも食えんようになるっちゅうの。ぼくはそんな目に遭いたくないし、次世代をそんな目に遭わせたくもないんじゃ(´・ω・ `)

私は長いものに巻かれながらヘラヘラ笑ってメシ食ってクソして寝て、そのうち年取って死ぬ、みたいなそんな人生を送るくらいならとっとと腹切った方がマシだと思いますが・・・とはいえ、バズりようから見ても、選挙結果から見ても、現実には仲本さんみたいな層がおそらく大多数なわけで、ということは"いまのまま"を脱するには彼らに投票行動を変えてもらわないといけないわけで・・・

いやー、絶望的ですねwww

よし、がんばっていきましょう(`・ω・´)

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

応援コメント、指摘コメント、お待ちしております!当ブログの拡散も大歓迎です!

よろしくお願いします!

 

10-8.税は財源ではない その4【政府が支出するのは"税金"ではない】

MMTは、通貨を発行する国家権力と租税債務を課す国家権力の間には密接な関係があると強調してきた。簡単に言えば、「租税が貨幣を動かす」のだ。また、主権を有する政府は支出のために租税収入を必要としないことも明らかにしてきた。

MMT現代貨幣理論入門』kindle版 494/553pp

 

当ブログは、こちらの複式簿記を説明した記事を読んでいただいている前提で書いています。未読の方は是非ご一読ください。 

xbtomoki.hatenablog.com

 

当ブログの中で「B払い」という用語を使うことがあります。これは私の造語なので、ググってもd払いが出てくるだけです。ただ、使わせてもらわないと不便極まりないので、普通に使います。

こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

xbtomoki.hatenablog.com

 

目次 

 

【税は財源ではない】とは

【税は財源ではない】をフルバージョンで言うと、【私たちは財政の仕組みについて数多くの誤解をしている。私たちはそれらを正さなければならない。例えば、税は財源ではない。】となります。「税は財源ではない」は、その例示部分だけを抜き出したものです。

前回までで次の3つの間違いを説明してきました。

  • 政府は支出をするとき、その財源を確保しなければならない。[10-5]
  • 国債は税金だけでは足りない財源を調達するために発行する"国の借金"である。[10-6]
  • 財政赤字であること・債務残高対GDP比が多いことは"不健全"であり、"不健全"な財政は市場の信認を失って破綻する。[10-7]

 

本日のお題

( ゚д゚)<まだまだいっとくか?

(´・ω・ `)<おう。まだまだいくで。

ということで、今回のお題もこちらです。

【税は財源ではない】

(´・ω・ `)<続きまして〜

( ゚д゚)<続きまして〜?

(´・ω・ `)<これ↓いっとこか。

(゚⊿゚)<みなさん、これ、税金ですからね!

( ゚д゚)<お、ついに来たか。

 

財政に関する誤解 その4
「政府は国民から集めた税金を支出している」

徴税(=納税)の仕訳はこちら↓です。

徴税が行われると、企業・家計の銀行預金が減って、政府預金が増えます。

 

続きまして、政府支出の仕訳はこちら↓です。

政府支出では、政府預金が減って、企業・家計の銀行預金が増えます。

 

そこで生まれたのがこのような↓誤解です。

(゚⊿゚)<私たち国民が支払った税金は、いったん国庫に納められて、その後、公務員に給料を払ったり、年金を支給したり、工事代金を支払ったりといった政府支出のときに、再び政府から国民へ返ってきます。つまり、政府が支出しているお金は元々は私たち国民の税金なんですね。

(´・ω・ `)<それも違うぞ。
(´・ω・ `)<ええかげんにせえ。

( ゚д゚)<これも違うんか。

(´・ω・ `)<これも違うな。貨幣はブツじゃないけー、政府と企業・家計の間を行ったり来たりなんかせんよ。

(´・ω・ `)<あとさ、「国民」じゃなくて「企業・家計」って言ってくれへん?要するに企業と家計のことやろ?ややこしいねん。

(゚⊿゚)<いやだ!

(´・ω・ `)<てめえこの。

( ゚д゚)<まあまあ、言っても聞きそうにないし、今日だけ「国民」に合わせたったら?

(´・ω・ `)<んー、しゃーないのー。

【国民が支払った税金は国庫に納められて、政府支出のときに国民に返ってくる。】

これは間違った理解です。

"税金"は徴税(=納税)と政府支出のときに国庫に行ったり返ってきたりなんかしていません。

 

それ"税金"ちゃう

(´・ω・ `)<そもそもきみの言うとる"税金"って一体何のことを言うとるん?

(゚⊿゚)<そんなもん、納税のときに国民が支払うお金のことに決まってるだろ。

(´・ω・ `)<それ"税金"ちゃう。銀行預金や。

(゚⊿゚)<なんだそのくだらない揚げ足取りは。

(´・ω・ `)<揚げ足取りちゃうわ。納税のときに国民が何を支払っとるか分かってないっちゅうことは、納税っちゅうもんの仕組みがまるで分かってないっちゅうことや。まるで分かってないけー、"税金があっちに行ったりこっちに行ったりする"とか、訳の分からんことを言い出すんよ。

 

その場で消滅するんよ

納税のとき、国民が銀行に支払う(A払いをする)のは銀行預金です。また、銀行預金は銀行が発行した負債(貨幣)であり、[10-2]のとおり、貨幣は元の発行者へA払いされると消滅します。

(´・ω・ `)<てことは、納税のときに国民が銀行に支払った銀行預金は国庫に行くとか、どこそこに行くとかじゃなくて、その場で消滅するんよ。

(´・ω・ `)<じゃけー、「税金が国庫に納められて」とか「税金が返ってくる」とかな、こないだの国債は借金じゃないよって話のときと一緒や。どこが間違っとるっていうか、まるごと何言ってんのか意味不明やねん。

(゚⊿゚)<Oh,no!!!

 

徴税の仕組み

(´・ω・ `)<徴税を図で描いてみんさい。

(゚⊿゚)<なんでや。

(´・ω・ `)<はよ。

(゚⊿゚)<仕方ないな。ほれ。

(´・ω・ `)<そんなこったろうと思ったわ。このオタンコナスめ。

(゚⊿゚)<きみが描けと言ったから描いたのに、その言い草はないんじゃないか。

( ゚д゚)<せやな。さすがにそれはあんまりや。

(´・ω・ `)<たしかにそうかもしれん。でな、

(゚⊿゚)<待て待て。無視するな。

(´・ω・ `)<無視してへんよ。「たしかにそうかもしれん」て言うたやん。

(゚⊿゚)<いや、そのセリフは相手がどんな話をしてきたとしても、全然聞いてないのに聞いてる風に受け流して、さっさと自分のしたい話に持っていける便利なやつだ。

(´・ω・ `)<たしかにそうかもしれん。

(゚⊿゚)<もういい。続けてくれ。

(´・ω・ `)<徴税ってのはそうじゃなくて、こうや。

(゚⊿゚)<なんだ、銀行と日銀が抜けてるって言いたいのか?日銀と銀行の役割は政府と国民の仲介に過ぎないから省略してるだけだ。忘れてるわけじゃないぞ。そんな細かいことで間違いだなんだと喜んでるのか?

(´・ω・ `)<喜んでへんし、全然細かいことちゃうわ。ちゃんと説明したるけー、黙って聞いとれ。

 

銀行-国民

もう一度、徴税の仕訳を確認しましょう。

これの銀行-国民のところに注目してみると、

国民の銀行預金(資産)が減り、銀行の銀行預金(負債)も減っています。

これは国民から銀行への銀行預金(銀行が発行した貨幣)のA払いによって、[10-2]のとおり、発行者の元へ帰った貨幣の消滅が起きた、ということです。

図にすると、こう↓なります。

 

日銀-銀行

続いて日銀-銀行のところを見てみると、

銀行の日銀当座預金(資産)が減り、日銀の日銀当座預金(負債)も減っています。

ここでは、日銀の負債である日銀当座預金が銀行から日銀へA払いされて、さっきの銀行預金と同様に消滅しています。

これも図にしておきましょう。

 

政府-日銀

最後に政府-日銀のところは、

今度は、政府の政府預金(資産)が増えて、日銀の政府預金(負債)も増えています。

これは日銀の負債である政府預金が日銀から政府へB払いされた、つまり新しく発行されたということです。

 

徴税のときに起きること

以上をまとめると、さっきの(´・ω・ `)の図ができあがります。

このときに起きているのは、

  • 銀行預金の消滅
  • 日銀当座預金の消滅
  • 政府預金の新規発行

の3つです。

つまり、(゚⊿゚)は、国民の資産であった銀行預金が消えて、政府の資産である政府預金が生まれたことを、(゚⊿゚)<国民の預金口座にあったお金が政府の預金口座に移動した!と勘違いしているわけです。

 

そもそも貨幣は移動しない

お金(貨幣)はブツではなく、データですから、移動したりしません。

エクセルでこんな表↓を作って、

銀行預金のところ(D3セル)と日銀当座預金のところ(C3セル)をDeleteボタンで消して、政府預金のところ(B3セル)に「1」をテンキーで打ち込むと、もちろんこう↓なるわけですが…

( ゚д゚)<おお!銀行預金の値が政府預金のところに移動した!

(゚⊿゚)<いやいやいやwwそれは移動したとは言わんだろwww移動するもんだと思いこんでる人が見たら移動したように見えんこともないかもしれんがなw百歩譲って移動したということにしてやったとしても、日銀当座預金も消えとるのになんでそれは無視して「銀行預金が」移動したって決めつけるんだwwwwwもっと言ったら、千歩譲って移動したのが銀行預金だったとしても、それが"移動"なんだったら、日銀当座預金も消えとるんだから、日銀当座預金もどこかに行ってないと辻褄が合わんだろうがw消えた日銀当座預金はどこに行ったんだっちゅう話だwwwそれとも銀行預金っていうお金は移動できるけど、日銀当座預金っていうお金は移動できなくて消えるとか、そんな都合のいい理屈でも言うつもりかww

(´・ω・ `)<よー分かっとるやないか。

(゚⊿゚)<あ?

(´・ω・ `)<あ?ちゃうわ。きみの言ったとおりや。貨幣は「どこかからどこかへ移動する」っていう捉え方をできるもんじゃないんよ。貨幣はブツじゃないけーの。それをブツやと思っとるけー、訳の分からん誤解が生まれるんや。

 

政府支出のときも移動しない

政府支出は徴税と真逆の取引なので、徴税のときと真逆のことが起こります。

  • 銀行預金の新規発行
  • 日銀当座預金の新規発行
  • 政府預金の消滅

こっちでも、お金が政府のところから国民のところへ移動したりはしていません。

「政府預金が消えて、別のところで日銀当座預金と銀行預金が新しく生まれた」のを、(゚⊿゚)<お金が移動した!と言っているだけです。

 

「●●税を■■に使う」という誤解

(゚⊿゚)<みなさんから集めた消費税は全額社会保障に使われています!とか、
(゚⊿゚)<国民からいただいた血税をこんな無駄な事業に使っていいと思ってるのか!とか、
こーゆー「●●税で集めたカネを■■に使う」という言い方、よく見たり聞いたりすると思いますが、これも正確ではない、というより間違いです。

 

"税で集めたカネ"なんか無い

納税のときに国民が支払った銀行預金はその場で消滅します。このとき同時に生まれる政府預金は"元々は国民のお金だったもの"ではなく、日本銀行がその場で発行したものです。

よって、まず「●●税で集めたカネ」というものが存在し得ません。それが存在し得ないわけですから、存在し得ないものを「■■に使う」ということもまた、あり得ません。

 

納税と政府支出ができるかどうかは関係ない

政府支出のときに国民が受け取る銀行預金も、"元々は国民のお金だったものが国庫に集められた後に再び国民のところに戻ってきたもの"ではなく、そのときに銀行が新しく発行したものです。

「●●税で集めたカネを■■に使う」という言い方の何が良くないかと言えば、「国民がしっかり税を納めないと、政府はお金が足りなくなって国防や教育や福祉等の公共事業をちゃんとやることができなくなる」という誤解を生むことです。

[10-5]のとおり、政府はいくらでも支出することができますので、「政府が公共事業をちゃんと実施できるかどうか、またそのときに国民が十分な額の銀行預金を受け取れるように支出をできるかどうか」と「国民がたくさん納税をしたかどうか」は、全く関係がありません。

 

まとめ

徴税のときには、
【銀行預金の消滅】と
【日銀当座預金の消滅】と
【政府預金の新規発行】が起きます。

政府支出のときは逆に、
【銀行預金の新規発行】と
【日銀当座預金の新規発行】と
【政府預金の消滅】が起きます。

例えば、国民Aが消費税を10万円納税すると、

  1. 国民Aの銀行預金が10万円だけ消滅し、
  2. その納税を受け付けた銀行の日銀当座預金も10万円だけ消滅し、
  3. 日銀は10万円の政府預金を発行する。

その後、政府が国民Bへ年金を10万円支給すると、

  1. 政府預金が10万円だけ消滅し、
  2. 日銀は国民Bが口座を持つ銀行に10万円の日銀当座預金を発行し、
  3. その銀行は国民Bの口座に10万円の銀行預金を発行する。

なお、国民Bへの支給の前に国民Aが納税をしていなくても政府は何の問題もなく10万円を支給できます。

この一連の流れを(゚⊿゚)<国民Aが納めた10万円の税金が国民Bへ支出されている!と表現するのは、さすがに無理があるでしょう。そうだと思いこみながら見ればそう見えないこともないかもしれませんが。

そして、(゚⊿゚)<年金だけじゃなくって、政府が支出しているお金って元々は私たち国民が納めた税金なんですよ!と言うのに至っては、

これは完全な間違いです。徴税・政府支出のときには"税金"というブツが行ったり来たりしているわけではありません。

そもそも貨幣はブツではないので、貨幣の支払は「貨幣がどこかからどこかへ移動する」みたいなイメージでは正しく捉えることができません。

貨幣の支払にはA払いとB払いの2種類があり、[10-2]のとおり、貨幣はB払いによって生まれて、非発行者から非発行者へのA払いによって流通した後、発行者へA払いされたときに消滅します。

徴税はこういう仕組み↓なので、

「私たち国民が納めた税金」つまり納税のときに国民が銀行へA払いする銀行預金は、その場で消滅しています。

さらに政府支出はこういう仕組み↓なので、

「政府が支出しているお金」つまり政府支出のときに国民が受け取る銀行預金は、その場で発行されたものです。

もっと端的に示すと、徴税のときに起きているのは、こういうこと↓です。

これは明らかに銀行預金のところの「1」が政府預金のところに移動したのではありません。銀行預金のところと日銀当座預金のところの「1」が消されて、政府預金のところに「1」が打ちこまれたものです。

つまり、財政にはそもそも「●●税で集めたカネを■■に使う」という仕組みはありません。

よって、どんな税であっても、それでカネが集まることはありませんし、"集めたカネ"というものが無いので、"集めたカネを使う"ということもまたありません。

そして、「政府は、しっかり税を取って、しっかりカネを集めないと、しっかり支出ができない。」というのは完全な誤解です。政府が支出できる額と徴税額には何の関係もありません。

(゚⊿゚)<消費税法には「消費税の税収は社会保障に使うこと」って書いてあるのを知らんのか!

(´・ω・ `)<それがどうかしたんか。

(゚⊿゚)<法律にそう書いてあるってことは、政府はそうしているってことだ!そうでなければ政府は法律違反をしていることになるぞ!そんなわけないだろう!

(´・ω・ `)<それは消費税法が「税で集めたカネを使うことができる」っていう前提で書かれとるから訳が分からんことになっとるだけや。ぼくは「そんな仕組み無いぞ。そもそもその前提が間違っとんのよ。きみは政府がそういうことをしとると思いこんどるみたいやけど、本当は政府はそんなことしてないよ。まあ政府自身もそういうことをしとると思いこんどるやろけどな。」って話をしとるんや。

(゚⊿゚)<あ?どういうことだ。

(´・ω・ `)<要するにな、消費税に書いてあることがそもそも訳が分からんし、それに従っとる政府も訳が分かってないし、政府が法律違反しとるとかしてないとかどうこう言っとる人たちも訳が分かっとらんから、もう全然訳の分からんことになっとるわけや。その訳の分からんことになっとることを根拠に「お前は間違ってる!」とか言われても訳が分からんて言うとんじゃ。訳が分からないよなおじさんのありがたいお言葉をくらえ。

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ

英語学習の進捗報告でも・・・

www.youtube.com

こないだ試しにこの動画を画面を見ずに音声だけで聞いてみたら、だいたい内容が理解できるくらいにはなってました。途中の日本語での説明に助けられてたかもしれませんが・・・

それから、ドラマや映画はガッツリ気合い入れて集中して見れば、英語音声・英語字幕でなんとか話に付いていけるくらいになりました。

字幕無しはさすがにまだまだキツいですが、いつかはできるようになりたいですね。

がんばります(`・ω・´)!

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

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10-7.税は財源ではない その3【財政赤字は不健全ではない】

 

MMTは、通貨を発行する国家権力と租税債務を課す国家権力の間には密接な関係があると強調してきた。簡単に言えば、「租税が貨幣を動かす」のだ。また、主権を有する政府は支出のために租税収入を必要としないことも明らかにしてきた。

MMT現代貨幣理論入門』kindle版 494/553pp

 

当ブログは、こちらの複式簿記を説明した記事を読んでいただいている前提で書いています。未読の方は是非ご一読ください。 

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当ブログの中で「B払い」という用語を使うことがあります。これは私の造語なので、ググってもd払いが出てくるだけです。ただ、使わせてもらわないと不便極まりないので、普通に使います。

こちらの記事で"B払い"って何かを説明していますので、記事途中で「B払いって何やねんな☹️」ってなったらご覧ください。

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目次 

 

【税は財源ではない】とは

【税は財源ではない】をフルバージョンで言うと、【私たちは財政の仕組みについて数多くの誤解をしている。私たちはそれらを正さなければならない。例えば、税は財源ではない。】となります。「税は財源ではない」は、その例示部分だけを抜き出したものです。

前回までで次の2つの間違いを説明してきました。

  • 【政府は支出をするとき、その財源を確保しなければならない】[10-5]
  • 国債は税金だけでは足りない財源を調達するために発行する"国の借金"である】[10-6]

 

本日のお題

( ゚д゚)<まだまだあるんか?

(´・ω・ `)<おう。まだまだあるで。

ということで、今回のお題もこちらです。

【税は財源ではない】

(´・ω・ `)<続きまして〜

( ゚д゚)<続きまして〜?

(´・ω・ `)<これ↓いっとこか。

(゚⊿゚)<政府の財政は危機的状況だ!毎年多額の財政赤字を計上し、債務残高対GDP比は250%を超えている!このままでは財政が破綻してしまう!政府は財政健全化を急がなくては!

( ゚д゚)<ああ、これね。

 

財政に関する誤解 その3
財政赤字は"不健全"だ」

国債は「政府は、●年後に、これの保有者に対して▲円を支払います」という約束が書かれた債券ですが、この約束どおりにカネを支払うことを《償還》と言います。

銀行が国債を買うのは、この《償還》がきちんと行われることが前提です。銀行がもしも「この国債は償還されないだろう」と判断したら、その国債は売れません。

そこで生まれたのがこのような↓誤解です。

(゚⊿゚)<国債が売れないなんてことがあったら、財政が破綻してしまう。だから政府は「国債はちゃんと償還される」という"市場の信認"を失ってはいけないんだ。そして政府が国債を間違いなく償還できるようにするためには、財政を健全な状態に保つ必要がある。

( ゚д゚)<健全な状態、と言いますと?

(゚⊿゚)<健全財政には2つの要素がある。1つは財政収支だ。財政黒字は健全で、財政赤字は不健全ということだな。そしてもう1つは政府の債務残高対GDP比だ。これは当然、低ければ低いほど良い。

(´・ω・ `)<全部違うぞ笑笑
(´・ω・ `)<勉強しろ笑笑

( ゚д゚)<全部違うんか?

(´・ω・ `)<全部違うな。(゚⊿゚)<国債が売れなくなったら財政が破綻してしまう〜、ってとこからいきなり違う。国債が売れんくても、別に何にも起こらんよ。

財政赤字であること・債務残高対GDP比が多いことは"不健全"であり、"不健全"な財政は市場の信認を失って破綻する】

これは間違った理解です。

そもそも、[10-6]のとおり、国債発行に特に意味はありません。

(´・ω・ `)<特に意味が無いのに、どういう理屈でそれができんようになったら財政が破綻すんねん。訳が分からんぞ。

f:id:xbtomoki:20220424215656p:image

(´・ω・ `)<ほれ、ついに訳が分からないよなおじさんまで出てきてもうたがな。

(゚⊿゚)<なんなんだそのおじさんは。

(´・ω・ `)<訳が分からないことに対してズバッと「訳が分からないよな」と言ってくれるありがたいおじさんや。ひれ伏せ。

(゚⊿゚)<なんでそんな訳の分からんおじさんにひれ伏さなきゃならんのだ。

(´・ω・ `)<訳が分からないよなおじさんは訳が分からないことに対してズバッと「訳が分からないよな」と言ってくれるおじさんであって、訳が分からないおじさんではないで。

(゚⊿゚)<あーもう、訳が分からんぞ。

f:id:xbtomoki:20220424215656p:image

(゚⊿゚)<出てこなくてよろしい。余計に訳が分からんようになる。

(゚⊿゚)<どうしたらこのおじさんは帰ってくれるんだ?

f:id:xbtomoki:20220424220259p:image

(゚⊿゚)<おい、いったんひれ伏してやるから助けてくれないか。

(´・ω・ `)<しゃーないの。話が進まんけー、このへんにしとこか。

(゚⊿゚)<ははーっ。

(´・ω・ `)<うし。

(゚⊿゚)<で、何だったかな。

(´・ω・ `)<[10-6]のとおり、国債発行に意味なんか無いんよ。そんなもんが成立せんかったから言うて財政が破綻するわけないじゃろちゅうとんじゃ。

(´・ω・ `)<まあたしかに"市場の信認"とかいうのが無くなったら国債が売れんようにはなるやろうけど、[10-5]で政府支出に財源なんかいらんよって教えたやろ。国債が売れんくても財政には何の支障も無いけー、"市場の信認"を失っても財政は破綻せんのんじゃ。

(´・ω・ `)<ついでに言うと、いくらでも支出できる政府が国債を償還できなくなるわけが無いんじゃけー、"市場の信認"を失うこともありえんのんじゃ。

(´・ω・ `)<てことはな、財政赤字も債務残高も"市場の信認”とは何の関係もないんよ。

(´・ω・ `)<てことは、どういうことか分かるか?

(゚⊿゚)<????訳が分からんぞ・・・

 

(゚⊿゚)<なんであのおじさんが出てこんのだ。

(´・ω・ `)<訳分かってへんのがきみだけやからちゃうか。ええか?きみは【財政赤字・債務残高対GDP比が多い→市場の信認を失う→財政破綻】って話をしとったやろ?

(゚⊿゚)<そうだ。よく分かってるじゃないか。

(´・ω・ `)<でもな、財政赤字も債務残高も"市場の信認"とは何の関係もないし、"市場の信認"と財政破綻も何の関係もないんよ。せやからな、この↓3つ、全部無関係やねん。

(´・ω・ `)<じゃけー、きみがペラペラしゃべっとった話はただの思い込みっちゅうか、願望っちゅうか、要するにイデオロギーやねん。

(´・ω・ `)<イデオロギーに基づいて運営されとる財政のどこが健全やねん、真反対やんけ。

( ゚д゚)<エッチな絵は不健全だ。なぜなら私はエッチな絵が嫌いだからだ。ということは、エッチな絵は不健全だ。よって、エッチな絵とエッチな絵を描く人間は、全てこの世から抹殺されるべきだ。

(´・ω・ `)<きみの話な、これ↑と大差無いんよ。

(゚⊿゚)<Oh,no!!!

 

国債償還とは

国債償還の仕訳は、こう↓です。

この取引は政府が銀行に政府預金を振り込む形の取引なので、政府預金が残高不足だと成立しません。

が、[10-5]のとおり、政府は政府預金の残高をいくらでも補充できますので、「国債はちゃんと償還される」という"市場の信認"が裏切られることはありません。

もし仮にあるとすれば、それは政府が何らかの理由であえて償還しないことを選択したときだけです。

 

財政赤字とは

財政収支とは、政府の歳入(≒税収)と支出の差額のことであり、歳入の方が多いことを「財政黒字」、支出の方が多いことを「財政赤字」と呼びます。

[10-5]のとおり、政府支出に財源は必要ないので、財政赤字/黒字のどちらであろうが、財政破綻とは何の関係もありません。

 

財政赤字の意味

( ゚д゚)<赤字でも黒字でも財政破綻とは関係ないんやったら、これも国債発行みたいに実は何の意味も無かったりするん?

(´・ω・ `)<いや、財政収支は「財政が破綻するかどうか」っていう話をしとるときやったら赤字でも黒字でもどうでもええんやけど、何にも意味がないっていうわけちゃうで。

財政赤字が持つ意味を理解するために必要なのは【赤字=キモい】とか、そういうアホみたいな図式ではなく、【誰かの赤字は必ず誰かの黒字である】という事実と、そこから導出される《マクロ会計の恒等式です。

( ゚д゚)<マクロ会計の恒等式って何やったっけ?

(´・ω・ `)<[1-4]でやった、これ↓のことよ。

マクロ会計の恒等式を政府部門について整理すると、こう↓なります。

これは【政府部門の収支が常に非政府部門(民間部門+国外部門)の収支と裏表の関係にある】ことであり、そこから分かるのは、こういう↓ことです。

  • 財政赤字》が意味するものは、非政府部門の黒字である。
  • 《財政収支黒字化》が意味するものは、非政府部門収支の赤字化である。

特に、財政収支黒字化の中身が国内民間部門への増税または支出削減であるとき、「非政府部門」は「民間部門」に限定され、【財政収支黒字化が意味するものは、民間部門の赤字化である】と言うことができます。

( ゚д゚)<ほいだら、むしろ財政赤字になってた方がぼくらはハッピーってことか?

(´・ω・ `)<んー、[7-4]のとおり、政府が財政黒字を目指そうとすれば、民間部門がえらい目にあってしまうけー、政府は基本的には赤字であるべきってのはそのとおりや。けど、だからちゅうて、政府が赤字を出せば出すだけ国民がハッピーになるってわけではないで。

( ゚д゚)<ほんほん。と言いますと?

(´・ω・ `)<まあまあ、そこまでつっこむと「財政の仕組みの説明」の範疇を超えてしまうけー、その話はまた今度な。

 

債務残高とは

「債務残高」とは、発行済みの国債のうち、まだ償還していない分の金額の合計のことです。

よって、債務残高は政府が国債を発行した分だけ増えて、償還した分だけ減ります。これを数式で表すと、こう↓なります。

一方、現行の財政運営ルールは、毎年の財政赤字+国債償還の額だけ国債を発行することになっています。これを数式で表すと、こう↓なります。

この2つを組み合わせると、こう↓なって、

つまり、現行ルールでは、債務残高は毎年財政赤字の額だけ増えます。

( ゚д゚)<ほいだら、債務残高はこれまでの財政赤字が積み重なったもんってことか?

(´・ω・ `)<いえすざっつらいとや。

( ゚д゚)<ほんほん。それで「財政赤字だと債務残高が増えて、債務残高が増えたら償還しなきゃならん国債が増えて、償還しきれなくなったら破綻する〜」って言うとるわけか。

(´・ω・ `)<まあそんなとこやな。もちろん、いくらでも償還できるけー、いくら増えても破綻なんかせんのやけどな。

 

債務残高の意味

  • 【債務残高=財政赤字の累積】
  • 財政赤字=非政府部門黒字】
  • 【黒字の累積=純資産】

これらをつなげると、【債務残高=非政府部門黒字の累積=非政府部門の純資産】ということになります。よって、政府が債務残高を減らそうとするならば、それは非政府部門の純資産を減らすことを意味します。

 

債務残高対GDP比とは

「債務残高対GDP比」とは、債務残高を名目GDPの金額で割った値のことです。例えば2020年時点で、日本の債務残高は約1400兆円で、名目GDPは約540兆円だったので、債務残高対GDP比は1400÷540≒260%となります。

 

債務残高対GDP比の意味

( ゚д゚)<なんでGDPで割るん?

(゚⊿゚)<いいか?例えば、単に「100万円の借金がある」と言っても、年収1億円の人にとっての借金100万円と年収100万円の人にとっての借金100万円では借金の重みが違うだろう。どのくらいの収入を得られるか、というのと比較しないと正確な借金の重みは分からないんだよ。

( ゚д゚)<そか。シャッキンシャッキンうるせえの。まあええわ。ほいで、なんでそれがGDPで割ることになるん?

(゚⊿゚)<これを国に当てはめれば、国の借金は税金で返していくんだから、国がどのくらいの税収を得られるか、というのと比較しようという話になるわけだ。そして「国がどのくらいの税収を得られるか」を見るにはGDPが最も良い指標だから、GDPで割るんだ。

( ゚д゚)<国債は借金ちゃう言うてるやろ。ええかげん覚えろ。まあそれも置いといたるわ。ほいだら、GDPで割った値が260%やったらどのくらいの税収になるん?

(゚⊿゚)<ああ、いや、具体的に税収がいくらと分かるわけではないんだよ。

( ゚д゚)<なんじゃそらwww

(゚⊿゚)<いや、そうじゃなくて、GDPで割るのは外国と比較するためなんだ。

( ゚д゚)<さっき「国がどのくらいの税収を得られるかを見るにはGDPが最も良い指標だから、GDPで割るんだ」って言ってたやんけwwwどっちなんwwww

(゚⊿゚)<とりあえず、ほら、このグラフを見なさい。日本は債務残高対GDP比が飛び抜けて大きいだろう?だから財政健全化が必要なんだ。

( ゚д゚)<ほーん。これが小さかったら債務残高を減らさんでもええの?

(゚⊿゚)<いや、債務残高はゼロが理想だ。財政赤字と債務残高を削減する努力は常に必要だぞ。

( ゚д゚)<さっき「日本は債務残高対GDP比が飛び抜けて大きいから、財政健全化が必要」って言うたやんけwwどっちなんwwwwwもう訳が分からんぞwww

(゚⊿゚)<また出た!

( ゚д゚)<外国と比べた結果がどうだろうが結局「財政健全化が必要だ!」って言うんやろwwじゃあ比べる意味ねえじゃんwwwwwてことはGDPで割る意味もねえじゃんwwww

 

まとめ

  • 政府が国債を償還できなくなってしまうことはありません。
  • 財政赤字=非政府部門の黒字】【財政黒字化=非政府部門赤字化】であり、「財政赤字」は財政破綻とは関係ありません。
  • 財政収支黒字化の中身が国内民間部門への増税または支出削減であるとき、【財政黒字化=民間部門赤字化】と言えます。
  • 「債務残高」とは財政赤字の累計であり、財政破綻とは関係ありません。
  • 政府が債務残高を減らそうとすることは、非政府部門の純資産を減らすことを意味します。
  • 財政破綻とは関係ない債務残高をGDPで割った「債務残高対GDP比」も財政破綻とは関係ありません。

よって、(゚⊿゚)<財政赤字と債務残高対GDP比が多いから、政府の財政は破綻寸前だ!財政赤字と債務残高対GDP比を減らして健全化しなければならない!というのは完全に間違った理解です。

財政赤字・債務残高・債務残高対GDP比は"不健全"なものではなく、これらによって財政が"市場の信認"を失って破綻することはありません。そもそも財政は"市場の信認"を失っても破綻しません。

財政赤字は、「不健全」だとか「エッチ」だとか「キモい」だとか、そういうイメージで捉えるのではなく、「民間部門(+国外部門)の黒字の裏返しとして存在するもの」という客観的事実に基づいて理解されるべきものです。

債務残高をGDPで割ると、債務残高をGDPで割った値がいくらなのかが分かります。ただそれだけです。「だから何?」と聞いたところで答えは返ってきません。その値に意味なんか無いからです。

その無意味なものが外国より高い数値であることを「不健全だ!」と騒ぐ人の狙いは…私には「【財政赤字=悪】というイメージを広めたい」以外に考えられませんが・・・

(´・ω・ `)<さて、ここで問題です。

( ゚д゚)<ババン!

(´・ω・ `)<こういう「特定のイデオロギーを大衆に刷り込むために事実を捻じ曲げて広報すること」をなんて言うでしょう?

(゚⊿゚)<プロパガンダ!!

( ゚д゚)<分かっとるやないか。

 

 

それでは本日ここまで。

 

 

おまけ

たまには話題のニュースにコメントなんかをしてみようかと・・・

news.yahoo.co.jp

人への投資では、賃上げ税制導入のほか、預貯金を資産運用に誘導する仕組みの創設などで「資産所得倍増プラン」を進めると説明した。

・・・(´・ω・ `)

本当にみんながたくさんカネを持ってさえいればみんながハッピーになると思うんやったら、自分(政府)がカネ作って配ればいいじゃん。まあ、それじゃ何の解決にならんので、そうするべきだとは思いませんが。カネが無くて生活が成り立ってない人が多すぎる現状への応急処置として100万円くらいの現金一律給付が必要だとは思いますよ。

とはいえ、岸田さんにこういう話をしたところで「ナントカの信認ガー」とか全然関係ない話をしてくるだけで、議論が成り立たんのでしょうけどね。

それでも河野太郎よりはマシだったんかなあ・・・(´・ω・ `)

 

 

日本人は本当はもっと豊かになれます。そのためにはもっと多くの人々が貨幣と経済の仕組みを理解しなければなりません。

私たちが、そして次世代の子供たちが、貧困に怯えずに暮らせる日本を目指しましょう。

 

( ゚д゚)<最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

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